女性に多い腰痛の原因とは?代表的な原因と考えられる病気を解説

慢性的なものから短期的なものまで、さまざまな腹痛にお悩みの女性も多いのではないでしょうか?

女性特有の腹痛もあり、その中には病気の症状として腰痛が生じているケースもあります。

今回は女性に多い腰痛の原因や病気の事例、腰痛を和らげるための対策法をご紹介します。

妊娠や月経が影響するってホント?女性に多い腰痛の原因5つ

腰痛にはさまざまな原因があるといわれていますが、女性特有の身体的な特徴や生活習慣から起こる腰痛も存在します。

女性に多いといわれる腰痛の原因を5つご紹介します。

筋力不足

女性の体内には、筋肉や骨の発達に関わる「テストステロン」という成分の濃度が少ないため、男性に比べて筋肉がつきにくいといわれています。そのため、筋力不足に陥る女性も多く、特に背骨周りの筋肉が少ない場合は、腰椎を支える力が弱まって腰痛になりやすいです。その結果、洗濯物を干したり赤ちゃんを抱っこしたりと、反り気味の姿勢になった時に、腰を痛めてしまうケースも多いようです。

また、間違ったダイエットによって筋肉まで落としてしまうと、筋力不足に陥り、腰痛を引き起こしてしまうことがあります。

冷え性

女性の身体は月経があるため、血液の流れが悪くなって冷えが起こりやすいと考えられています。身体が冷えると、栄養素や酸素を運搬が滞り、体内に疲労物質が溜まりやすくなります。この疲労物質が痛みの原因となり、慢性的な腰痛を引き起こすことがあります。

妊娠

妊娠によって体重が増えるにつれ、腰への負担も大きくなります。お腹に意識が行くあまり、背中を丸めたり反ったりを繰り返す人もいますが、これも腰に過剰な負担をかける原因となります。

また、妊娠中は子宮が大きくなることで、内臓が圧迫されやすくなります。その影響で周辺の臓器に異常が起きて、腰痛につながることもあります。

ハイヒールによる無理な姿勢

かかとの高い靴は、履きなれていないと正しい姿勢をキープすることが難しく、バランスを取ろうと腰を反ったり、前のめりになって猫背になったりする人も多いです。無理な姿勢が続くと、腰回りの筋肉が緊張した状態になり、腰痛につながってしまうことがあります。

女性ホルモンの変化

女性ホルモンは、月経周期やライフステージの変化によって、大きく変動しがちです。特に月経時はホルモンバランスが安定しにくく、生理痛や生理不順を引き起こすだけでなく、自律神経の乱れによって、頭痛や腹痛とともに、腰痛が起こることがあります。痛みが強い場合は、月経困難症と診断されることがあります。

また、更年期になると女性ホルモンが急激に減少するため、ホルモンバランスが乱れて、腰痛が起こりやすくなります。

 

一般的な腰痛の原因や危険性については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

 

腰痛ってどうして起きるの?痛みの原因や腰痛改善のためにできることをチェック

※下記の記事の公開後のリンク掲載予定

https://www.you-kenko.com/wordpress/wp-admin/post.php?post=8253&action=edit

 

腰痛になったらすぐに病院に行くべき?受診が必要なタイミングや腰痛の対処法をご紹介

※下記の記事の公開後のリンク掲載予定

https://www.you-kenko.com/wordpress/wp-admin/post.php?post=8249&action=edit

 

その腰痛は病気のサインかも!?腰痛が症状として現れる病気とその特徴

腹痛という症状は同じでも、原因を辿ると病気が関係している可能性も十分にあります。腰痛が症状として現れる病気や、それぞれの特徴についてご紹介します。

圧迫骨折

骨粗しょう症による圧迫骨折は、閉経後の女性や、70歳以上の女性に多く起こりやすいといわれています。骨粗しょう症とは、骨密度が低下して、骨がスカスカな状態になり、骨折を起こしやすくなる病気のことです。圧迫骨折の場合、お尻から足先にかけてしびれや痛みを感じることがあります。また、身長が4cm以上低くなった、背中が丸くなってきたと感じる場合も、圧迫骨折である可能性が高いといえるでしょう。

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮内部を覆っている子宮内膜とそれに似た組織が、卵巣をはじめとした他の臓器にできてしまうことにより起こる病気です。月経痛や月経トラブルが強くなることが特徴で、腰痛も症状と一つとして起こることが多いです。また、痛みは腰だけに留まらず、背中や股関節、脚にまで広がることもあります。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉に出来る良性の腫瘍のことです。悪性腫瘍に変化することはほとんどありませんが、大きさや腫瘍ができた場所によっては、過多月経や月経痛といった月経トラブルを引き起こすことがあります。子宮筋腫になると筋腫が大きくなるため、筋腫が神経を圧迫して腰痛になることがあります。子宮内膜症と似た症状が出やすいですが、下腹部を触ったときに硬いものがある場合は、子宮筋腫と判断して良いでしょう。

 

どうすれば腰痛が和らぐの?腰痛対策のためにできることとは

女性特有の腰痛悩みを改善するには、どのような対策を取れば良いのでしょうか?

腰痛の予防と対策のためにできることをご紹介します。

筋トレやストレッチで筋肉量をアップ

腰痛を改善するには、腰回りの筋肉を鍛えることが大切です。特にデスクワークの人や運動不足・筋力不足を感じている人は、筋トレやストレッチを取り入れて、筋肉量のアップを目指しましょう。主に腹筋や背筋を鍛えたり、柔軟性を高めたりする筋トレやストレッチを取り入れるのがおすすめです。

体を温める

冷えや血行不良は、腰痛を悪化させる原因となります。なるべく体を冷やさないように、食事や入浴などで身体を温める習慣を作るようにしましょう。腰が痛む時は、腰回りや下腹部を重点的に温めると良いでしょう。

ストレスを溜めない

精神的なストレスは、腰痛にも大きく影響を与えるといわれています。慢性的な腰痛はさらなるストレスとなり、悪循環に陥る可能性もあります。できるだけ日頃からストレスを溜めないように心がけ、睡眠時間もしっかりと確保するようにしましょう。

 

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